こんにちは、そよ風と読書と葉っぱのちえぷーです。
今回は、あの万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチが遺したちょっと不思議で心あたたまる童話集をご紹介します。
爽やかなスペアミントとレモンバーベナのハーブティーを片手に、のんびり読みたくなる一冊。
気まぐれな自然や動物たち、哲学的なメッセージが込められた短い物語たちは、今読んでもじんわりと胸に沁みます。
📖静かな午後に読みたい、大人の童話とハーブティー🌿
ちょっと疲れた日や、なんだか心がざわつく夜。
そんなとき、誰かに優しくしてもらうような気持ちで、本を開きたくなることがあります。
今回ご紹介するのは、あの万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチが残した、不思議でやさしい短い童話たち。
「えっ、ダ・ヴィンチって童話も書いてたの?」と思った方、実は多いんじゃないでしょうか。
でも彼の手稿(ノート)には、絵や設計図だけじゃなくて、小さな物語や寓話がたくさん書き留められているんです。
その中には、自然へのまなざし、ちょっぴり皮肉なユーモア、そして静かな哲学が、コンパクトな言葉にぎゅっと詰め込まれています。
この短編集を読むなら、ぜひおすすめしたいのがスペアミントとレモンバーベナのハーブティー。
爽やかさとやさしさをあわせ持つこのブレンドは、物語の余韻をより深くしてくれます。

📖こんな人におすすめです♪
この本とハーブティーの、静かでやさしい時間。
こんな気分のときに、きっとぴったりです。
- 長い小説は今ちょっと重たいけど、何かを読みたい夜🌙
- 頭の中をいったんリセットしたいとき✨
- ほんの数分でも、自分のペースで心を整えたいとき🤍
- あたたかいお茶を飲みながら、ぼんやりしたいとき🫖
- やさしくて、ちょっと深い言葉にふれたくなったとき♡
そして、
「今日はもう、これくらいでいいよね」
って、自分に言ってあげたい日にも。
📖ダ・ヴィンチの童話って、どんなもの?
ダ・ヴィンチが残した童話の多くは、「寓話(ぐうわ)」とも呼ばれています。
自然の中の草や虫、動物たちなどが主人公となり、人間の愚かさや矛盾をそっと語ってくれるような、不思議で静かな物語。
どれも1話が短くて、2〜3行で終わるものもたくさん。でもその中に「おっ」と思わされる一言が潜んでいて、心の奥にじんわり残る感覚があります。
「この世界は、こんな風にも見えるよ」
「君は、どう思う?」って。
それがすごく心地いい。
ダ・ヴィンチが“観察すること”をとても大切にしていた人だからこそ生まれた視点なのかもしれません。
自然を見つめ、人間を観察し、その両方にユーモアと愛情を注いだ彼の童話。
子どもに読んであげてももちろん素敵なんですが、実は大人がじっくり味わうと心にしみる、そんな物語ばかりなんです。
📖 こんな童話が入ってる!
〝モナリザ〟や〝最後の晩餐〟で有名なレオナルド・ダヴィンチが少年少女向けに書き残した沢山の童話の中から、114話からの寓話集です。
どれもすごく短い童話ばかりなのに、とっても深いんです。
例えば、1話目の「紙とインク」というお話なんて、たった11行のお話のオチがとても示唆深くて、、、
2話目の「王様とヒバリ」ではレオナルドの信じているものが垣間見れます。愛は〝暗ければ暗いほど明るく輝く灯火と同じ〟と、なるほど分かるなぁ、って唸りながら、なぜか映画のダ・ヴィンチコードが頭を過ってみたり。
優しさたっぷりのお話しとしては、赤ちゃんの為に勇気を振り絞って人間と戦う「ライオンのお母さん」でレオナルドの温かい気持ちを感じ取れたり。
皮肉たっぷりな教訓めいたお話もいっぱいで、
鍵穴をステキな隠れ家だと思ってうっとりしてたら、鍵をガチャリとされて潰されて死んでしまう「鍵穴の中のクモ」のお話しですとか。
たくさんの実をつけたクルミに嫉妬して、必死でたくさんの実をつけたけれどその重さに耐えきれずに真っ二つに折れて倒れてしまう「欲張りな桃の木」のお話しなんかは、まさしく人の欲深さへの皮肉が効いてます。
「アリと一粒の麦」というお話では一粒の麦に、自分には素晴らしい命が詰まっているという言葉を信じて、1年後には100粒の麦が実っている姿に喜ぶアリさんにほっこりしたり、命の神秘を改めて感じたり。
火打ち石に頭を叩かれて、かんかんに怒っている石に「これが我慢できたら、あなたの体から、素晴らしいものを引き出してあげる」という約束通り、綺麗な火が生まれる「石から生まれたもの」は、レオナルド自身もつらくても努力を続けて何かしら素晴らしいものを手に入れたことがあったのかな?なんて考えてみたり。
「いずれも、鳥獣、魚貝、草木を主人公にしている」と序文で書いてある通り、人間もちょっとだけ出てくるのですが、メインは人間じゃなくて、でも、人のために書かれているお話しばかりで、愛と一緒に、人間の欲深さへの戒めをそっと伝える、短くも奥深いお話ばかりなんです。

🍃 一緒に飲みたいハーブティー🫖
今回の推しはスペアミントとレモンバーベナのブレンドティー。
レオナルドが活躍したイタリアでも、昔からミントなどのハーブを使った飲み物は薬草茶として伝統的に親しまれていたとか。
リラックス効果のあるミントの清涼感と、レモンバーベナの優しい香りが、物語の余韻をふんわり包んでくれます。

おすすめは、スペアミントとレモンバーベナのハーブティーを淹れて、ほんの数話をゆっくり読むスタイル。
- スペアミント:清涼感があり、気持ちをすっと軽くしてくれる
- レモンバーベナ:柑橘系のやわらかな香りで、心を落ち着けるリラックス効果あり
この2つのハーブをブレンドしたティーは、読みながらふわっと立ちのぼる香りが、物語にぴったり寄り添ってくれます。
静かな時間を求めているとき、自分をいたわるような気持ちでどうぞ。
📜 コラム:レオナルドと自然のふしぎ
「自然はあらゆるものの師である」
これはレオナルド・ダ・ヴィンチが残した言葉のひとつです。
彼は動物や植物、雲の動き、水の流れまでを細かく観察し、自然界にこそ真理が宿ると考えていたそうです。
レオナルド・ダ・ヴィンチと言えば、絵もすごいですけど、実は自然観察オタクでもあったんです。
水の流れとか、木の葉っぱの形とか、雲がどう動くのかまで、とにかくじーっと観察してスケッチに残してたんだとか。
動物や植物が出てくる彼の童話も、そんな自然への興味から生まれたのかもしれませんね。
自然の静かな力や命の循環を描いたものが多く、読む人にそっと「自然と共にある時間の尊さ」を伝えてくれます。
のんびりハーブティーを飲みながら、**「レオナルドも昔こんなふうに空とか葉っぱ眺めてたのかな〜」**って思いを馳せるのも、ちょっと素敵な時間です☕️🍃

📚 おわりに
短いお話の中に、自然や命の尊さを感じられるダ・ヴィンチの童話。
500年前にレオナルド・ダヴィンチが書き残したお話したち。
イタリアの現代詩人〝ブルーノ・ナルディーニ〟がレオナルドの「手稿」から選び出して編集した童話集なのですが、大人でも読みごたえバッチリです♪
サクサク読み進めてもいいんですが、ゆっくり意味を考えながら、自分なりに納得しながら読むのが楽しい本かなと思います。
お気に入りのハーブティーを淹れて、静かな時間にぜひ読んでみてください。
読書とハーブは、心の疲れをそっと癒してくれる最高のコンビです🌿📖
今日のあなたにちょうどいい“ひとしずくの物語”を、味わってみませんか。
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